2011年11月30日水曜日

11月30日   パーソナル猫グラフィック

 速い速い! いつも私が帰宅すると、ぎんは歓迎のランを披露してくれるが、今夜は特別に激しい。普段の2割5分増しぐらいの勢いで走り回る。理由は不明。その様子をなんとか記録できないかと頑張った。まあまあ感じは出せたと思うけど、なかなかナショナルジオグラフィックのようには撮れないものだ。

2011年11月29日火曜日

11月29日    やはり若いってすばらしい

 きのうの夜、駅からの帰り道、ひさしぶりに黒猫に出会った。電柱の根本にしゃがんでいるが、私には気づかない。1メートルぐらいまで近づいたがそれでも知らんぷり。「おい、久しぶり」と声をかけると、やっと顔を上げて私の方を見たが、なにか邪魔くさそうな表情だ。
 黒猫はもどかしそうに、またすぐに元の方向に視線を戻した。何を見ているのだろう。視線をたどると、5メートルほど離れたマンション駐輪場に、小ぶりできれいな三毛猫がいる。三毛も黒猫をじっと見つめている。なるほど邪魔くさいわけだ。若いっていいなあ…がんばれよ。
 うちに帰ってパソコンのファイルを整理していたら、ぎんの1年近く前の写真がなぜか単独で1コマだけ出てきた。やっぱり若くてかわいく、毛並みもいい。

2011年11月24日木曜日

11月23日     むにゅっとした感じ

 朝寝している私の背後に寝そべるぎん。最近ときどき布団に来るようになったけど、いつも下半身にくっついて横になるので、存在していることが分からなくて危ない。この直後に寝返りを打ったら、お尻のあたりがムニュっとして、まずい、と思ったときにはもう遅くて、ぎんがグニュっとなっていた。だが「ギャ」とは言わず、しばらく横になり続けたあと黙って去っていった。

2011年11月22日火曜日

11月21日   いわゆる子猫と呼ばれる期間は非常に短い

わたしが朝でかけるときリビングのドアまで見送りに来て寂しそうに鳴いたベンガル猫のぎんは今はもういない。そのかわり少しでっぷりしたトラ猫が物置部屋に敷いたタオルケットの上で寝返りを打っている。「ぎんちゃん行ってきま~す」と声をかけても耳が少し動くだけ。
※写真右側で異彩を放つのはIKEAでなぜか買ってしまったカエルの王様。どうにも処分できないまま物置の片隅に放置されている。

2011年11月14日月曜日

11月13日     来客でぐったり

 きょうは、うちに両親、妹夫婦、弟夫婦とその娘の7人がやってきた。しかも同時に。
狭いリビングに我々をいれて9人がひしめく事態になった。「不測の事態に備えるべきだ」という妻の強い意見で、ぎんはケージに入れられた。7人の客に対してどう行動するかを見てみたかった気もするが、本棚の裏側に隠れてしまったらそれまでなので、お披露目という点ではケージに閉じこめるのもいいかもしれない。


  しばらくはびくびくとケージの奥で小さく丸まっていたが、20、30分ほどするとケージから腕を伸ばして皆が食べているお菓子を取ろうとするなど少し慣れてきた様子だった。父と母はほとんどぎんに興味なし。妹夫婦は、ぎんが伸ばした腕に触れながら楽しそうだ。「僕らがインドネシア住んでたときに飼っていた猫がどうのこうの…」と話している。へ~おまえら猫飼うてたんか、ていうか、インドネシアに住んどったんか!音信が途絶えている何年かの間に住んでいたのだろう。実は私は母がどこで育ったかもよく知らない。親兄弟には千葉県生まれ葛飾育ちのぎんよりも分からないことが多い。
 
 みんなが帰ったら安心して急に眠くなった。ぎんのまねをしてカーペットに転がったらうたた寝してしまった。ぎんも疲れたらしい。私と一緒に昼寝した(妻撮影)。

2011年11月12日土曜日

11月12日    ぎんCEO


 ごあいさつ
 私たちが日々直面しているマクロ経済環境の変化は、我が国のグローバル経済における今後の立ち位置を左右する強い影響力を持っています。この根源的な変化に対して日本企業が果敢に対応し、その潜在力を発揮しつつ競争力を強化していくには、今までと同じ発想や行動の延長線に解を求めるのではなく、むしろこれまで慣れ親しんできた発想と行動の枠を取り払うことによる新たな付加価値の創造が重要となります。
 私たち飼い猫に於きましても、ただコタツで丸くなっているだけでは、この大きな流れに取り残されることになるでしょう。飼い主のニーズを素早く把握し、効果的に魅力をアピールする、新たなビジネスモデルを模索していくことが求められています。決っして平坦な道ではありませんが、その向こうには、新たなキャットフードと自由な行動の可能性が待っているのです。

2011年11月9日水曜日

11月9日     わたし しょうきにもどったからら~


なに、おばはんが行方不明?
 仕事を休んだので、ぎんと1日のんびりしていた。とはいえ、ぎんのねぐらになっている物置部屋を革命的に片付けたので、夜になるとちょっと疲れていた。

あとはちょっと早めに寝るだけだと思っていたら大変なことが。妻から意味不明の電話。新橋、有楽町、浜松町、池袋という地名がほぼ脈絡がなく出てくるが、意味が通らない。どうやら山手線に乗っているらしい。しかも本来とは逆向きに。口調からして泥酔しているようだ。

わたしは「山手線か?そのまま乗っとき。時間かかるけどいずれつくから」とアドバイスしたが、聞いているのか聞いていないのか「逆向きやて言うてるわー」という声が聞こえて通話が途絶えた。どうやら泥酔仲間がいるらしい。じたばたしてもしかたがないけど、駅までぐらいは保護しに行かないと商店街のベンチで寝てしまうかもしれない。

奇々怪々な電話からいろいろ推測し、妻の乗っている電車を3本にまで絞り、30分ほどして電車がつくころ改札に迎えに行った。でも出てこない。30分待ってみたが出てこない。電話を何度か掛けてみても留守番電話。どうしようか、どうしようもない。もしかしたら地下鉄にのりかえて今頃リビングの床でいびきをかいているかもしれない…。とりあえずいちど家に帰ってみることにした。

ほとんど家に帰りつこうとしたころ携帯が鳴った。妻だった。なぜか番号非通知の着信だ。どこにいるのか?と聞くと「あきはばら~。なんでやろ~」と楽しそうだ。なんでって、あんた、居眠りでもしながら山手線を周回してたからやろが。「ホームに人が待ってるし電車あるやろ~。あ~。赤羽行き最終が遅れてるいうてるわ~。まだ電車あるで~」という。放っておいたら今度は京浜東北に乗って赤羽に行くつもりらしい。もう山手線は終わったし、迎えに行くから中央改札を出て待ってなさい、というと「はいっ」と妙に素直な返事。なぜか「は~い」じゃなくて歯切れが良い。酔っぱらいは不思議だ。

駅に戻ってタクシーに乗ろうとしていたら再び電話。「わたし正気にもどったし~。たくしー乗り場あるし~。帰れると思うで~」という。ちょっと待て。「思う」というのは、もしかして帰れんかも知れんということか! 本当に大丈夫か?と念を押すと「だいじょうぶ~正気にもどったし」と繰り返す。と同時に「ほにゃほにゃお願いします」と誰かに話しかけるような声がして通話が切れた。なに?おまえ既にタクシー乗ってたんかい! 念のため「橋を渡って2つ目の信号で止めてもらいなさい。そこのファミマで待ってる」とメールをしておいた。

深夜は車の流れが速い。20分もすると、酔っぱらいを乗せたタクシーがファミマ前に到着した。財布を覗き込んでもたもた料金を払ってる。足取りはそれほど危なくないが、放っておくと道の真ん中を歩くので、手を引いて連れて帰った。エレベーターを下りて玄関前のポーチに立つと、突然くるっと振り返って腕を突き上げて夜空を指さした。どうしたん?と聞くと「雲がきれいや~」。それはいいけど危ないから手すりに近寄ったらあかんで、と注意すると「はいっ!」。あ~あ疲れた。

2011年11月8日火曜日

11月8日    キャバ嬢の名刺なし 

↑このジャケットは合格
夏物のジャケットやパンツなどを、クリーニングに出そうと思って袋につめておいたら、ぎんの取調べにあった=写真㊦

別に怪しいものは所持していないのでかまわないのだが、部屋の隅に長いことほったらかしにしていた服なのでホコリをかぶっていて、アレルギーがひどくならないか心配だ。

※疲れがたまって、しばらく更新できずにいた。こないだの土曜は、妻がぎんを騙してキャリーに入れて医者に連れて行った。それ以後は、ぎんから冷たくされているという。右耳はきれいだったが左耳が汚れていた。さらにステロイド剤を続けることになった。きょうのぎんのウンチに虫のような細長いものが2,3本はりついていた。回虫のようにも見えるしそうでないようにも見える。キャットフードしか食べていないので、長細いものは出てこないはずなんだが…。