ぎんはテレビの上に乗って、私と一緒にスパイのドラマを見ていたが(写真上)、いつのまにか寝てしまった。
熟睡しているようだが、はみ出して垂直に垂れ下がったシッポが、ときどき「パタパタパタッ」と持ち上がる(写真下)。無理に撫で回されたときシッポを振る、あの感じだ。もしかして嫌な夢を見ているのだろうか。
ふだん床で眠るときはシッポは脚の間に挟まっていたりして、動きが分かりにくい。いつも気持ちよさそうに眠ってうらやましいなあ…と思うのだが、実はそうでもないのかもしれない。
僕は夢をほとんど覚えていないが、わずかに記憶する夢は驚くほど楽天的だ。なんでも上手くいくし、ノーベル賞すら獲ったことがある。
だからときどき布団に入るとき「ずっと目が覚めなくてもいいのに…」と考える。でも、ひょっとして、覚えていないだけで実は夢のほうがずっと辛い世界で、だからこそ数少ない楽天的な夢を覚えているのかもしれない…そんなところに閉じこめられたらたまらない。と、ぎんの尾を見て考えた。
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