2010年10月20日水曜日

10月20日 別荘封鎖事件

 アクリル衣装ケースの上に登るようになったので、ケース最上段の引き出しを少し開けてみた。すると果して、すぐに引き出しに前足をかけて、そろそろと中に入ってきた。 引き出しを押し戻して閉じ込めてみたが、意外にあわてる様子がない。もちろん中を歩き回って出口を探しはするが、途中で寝ころんでみたり、予想に反して気に入っているみたいだ。

 あまりにあわてないので、少し閉じ込めおいてやろうと考えて、キッチンに水を飲みにいった。ついでにオヤツをつまんだりしているうち、すっかり引き出しのことは忘れてしまった。夕方になって猫と遊んでいてるうちに「あれ、こいつ閉じ込めたままじゃなかったっけ。いつ引き出しから出たんだろう?」と昼間のできごとを思い出した。いくら思い返してみても、引き出しを開けて出してやった覚えがない。やはり台所でのんびりしているうちに忘れてしまったに違いない。

 それからは反省も込めて、最上段を少し引き出したままで、いつでも入れるようにしてある。ひとりにしておくと、よく引き出しに入って寛いでいるようだ。こないだはとても疲れていたので、アクリル衣装ケースのふもとの床に転がって寝入ってしまった。しばらくして目が覚めると、ぎんは、私の頭上2mに飛び出た引き出しの突出部で横になって眠っていた。下から見ると、半透明のアクリル越しに、体を丸めて後ろ足を枕にしているのがよくわかった。

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