2010年9月28日火曜日

9月26日 ついにキャットタワー

 宅配は受け取るのがめんどうなので、カートをぶら下げて亀戸までキャットタワーを買いにいった。サンストリートというガキだらけのショッピングモール。せっかく大型ペットショップにきたのだから、タワーだけじゃもったいないので、まずシャンプーを選ぶ。よくいえばピチピチ、悪く言えば小太りの女子店員に聞いたら、棚じゅうにシャンプーとリンスが並んだ場所に案内してくれた。「子猫ちゃんですか」と聞かれたので、「5か月」ですと答えると、これが低刺激でいいですよ、と言って細いボトルのシャンプーを手渡された。

 またどうせ僕が使っている無添加シャンプーより高いんだろうな。800円ぐらいしたりして…。と考えつつ値札をみたら、1800円ですと! なんですと! ときどき妻に買いに行かされるLUXスーパーリッチだって700円ぐらいなのに。  そんな驚きはまったく意に介さない女子店員は、コンディショナーはこちらになります、と棚に並んだ色違いのボトルを指差すのであった。 「なります、ってなんだよ。他人ごとか!」と心の中で叫びつつ、値札を見ると、はやり1800円。だが、このときはすでに驚かなくなっていた。コンディショナーがシャンプーと同じぐらいの値段だというのは、スーパーリッチで知っているし。客の親バカぶりにつけこむ商法だということは、とっくに分かっている。
 
 1800円もするんですか。高いんですね。と素直に言うと、ようやく別の緑色のボトルを取り出して、これならリンスインシャンプーで1本でいいですし老舗の製品で評判もいいです。そんなもん買わんでも僕の無添加シャンプーで洗えば十分、とは分かっているけど、親バカなのでカゴに入れてしまった。
 
 次にピンク色のフリース地でできた袋を買った。入口に堅いリングが縫い込んであって、床に置いても入口がペシャンコにならずに、立ったままになっている。スターゲートみたいなかんじ。パッケージの説明書きでは、その自立するゲートが猫の好奇心をくすぐって止まないのだそうな。

 タワーは思ったより梱包状態の箱が大きくて、小型のカートの上に直接置くのは非常に難しかったが、なんとか無事に持ち帰った。さっそく立ててみるたが、ぎんちゃんそれほど関心なさそう。どうも設置場所が悪いらしい。というのは最上階の板からはどこへも飛び移れない場所に置いたから。ぎんちゃんはテッペンまで上って、きょろきょろしてエアコンに手を伸ばしてみたりするが、どうも飛移れそうにないと諦めて、不満そうな顔で降りてくるだけ。2、3度は上まで行ったが、行き止まりだということがはっきりわかったらしくて、もう登らなくなった。板が少し小さいからか、そこで横になってくつろぐという気にもならないらしい。

 ピンクの袋を見せてみると、ゲートからするりと入っていって、中でもそもそしている。しばらくして動きがとまり、タダのフリース袋になった。中国製だから化学物質にあてられたんじゃないかと心配したが、単に眠いだけだった。袋から手と顔を出すと、そのまま横になって熟睡してしまった。

 目を閉じて気持ちよさそうに寝ている。いわゆる猫の寝顔だ。これまで慣れないせいか、ぎんちゃんはいつもスフィンクス座りして、つらそうに眼を閉じるだけだった。ところが昨夜から寝方が変わった。IKEAの箱の上で丸くなって尻尾を枕にして寝みたり、今も、伸びをするみたいに手足を投げ出し、頭を床の上にじかに置いて寝ている。この寝顔が見たかったのだ。うれしくなって電池切れになるまで写真を撮りまくってしまった。

ところが今度は手足を投げ出し、頭を床に直に置いて寝ている。

 

 

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