2011年10月16日日曜日

10月16日     かわいそうな猫



えさがほしいのポーズ
 
秋。ぎんの食欲が大きく増した。標準量のカリカリをすぐに平らげて、空っぽの皿を何度ものぞきに行く。

腹が減ると、こちらの脚に体をこすりつけながら、目の前を何度か往復し、急に、ごろんと寝転ぶ。勢いがよすぎて「ドス」と音がすることもある。そして、くりくりと見開いた目でこっちを見上げて甘えたポーズをとる。

こうすると、頭や首を撫でてもらえるという成功体験があるからか、エサがほしいときもこの悩殺ポーズを繰り出すようになった。実際、非常に抗し難いものがある。

仕事をしていると、妻からメールがきた。「ごめん。ぎんが何べんも何べんもスリスリ、ゴロンを繰り返すから、かわいそうな象みたいで耐えられず、エサを繰り上げてやってしまった」。なんてことをしてくれたのか。

エサを一度にやるとすぐに食べてしまうので、夜のエサは妻と私で2回に分けて半分ずつ与えることにしていた。2度目のエサは私が深夜に帰宅したとき与えるはずだ。それをやってしまったという。私の与えるエサがないということは、私が帰宅後にスリスリ、ゴロンを何度も見せられて、挙句に眠っていると足を噛まれる、ということになる。かわいそうな夫。

0 件のコメント:

コメントを投稿