2011年1月12日水曜日

1月12日  後悔

 油断はできないが、こめかみの赤斑はほぼ消えかけている。そもそもの原因は掃除が行き届かないためのアレルギー症状かもしれないと反省している。
 
 トイレ砂が散乱するのにくたびれ果てて猫部屋の掃除を放棄したからこんなことになったのではないだろうか。昨年、いまの家に引っ越した当初は「努力すれば新居を永久に美しく保てる」という幻想に囚われていたうえ、これまで使ったことのない高価な掃除機を買ったのも嬉しくて、自分でも驚くほどまめにハウスダストを吸っていた。

 やがて新居が傷つき汚れゆくのにも慣れ、高価な掃除機にも飽きてしまうと、掃除をする正(+)の理由がなくなってしまった。掃除しないと汚れる、客が呼べない、健康に悪い…などという負(-)の理由しか残らない。負の理由は長期間の駆動力にはなりにくい。自分の中で妥協さえすれば、それを見掛け上消し去ることができるからだ。

 砂は散乱していてもかまわないかもしれないが、本来それらとともに掃き去られる他のハウスダストが残って蓄積していたのかもしれない。リビングも家族間で責任を押し付けあって長いこと掃除機すらかけていなかった。そこにたびたび放したこともよくなかっただろう。ソファーやテレビの裏側でクシャミをしているのを何度か見た。リビングに溜まったダストが引き金をひいたのかもしれない。獣医で部屋の掃除はどのぐらいしていますか? と聞かれて答えに詰まってしまった。

 すでに何らかのハウスダストによって感作を受けてしまったのだろうか。できるだけアレルゲンに出会わないように掃除をするしかない。

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