2011年1月22日土曜日

1月22日  泡をふいた…

 脚の不調と赤はげの治療で動物病院につれていった。
 触診では、骨や脊椎に明らかなけがはなく、脊椎反射も正常だったという。ただ触れるといやがる場所がたくさんあるので、多発性の炎症の可能性もあるという。ぎんはもともと人に触れられたくない猫なので嫌がっているのではないかと思う。だが、右前足だけは抵抗せず触診させたという。多発性ではなく右前足だけ故障があって感じなくなっているのではないか。

 「食も細っている」と医者にいったら、脚の痛みをとる抗炎症剤と一緒に胃薬を飲ませることに。エサに混ぜる、または上あごに塗るのだという。優先順位は明らかに「抗炎症剤>胃薬」だから、胃薬をプラスすることで本来大切な抗炎症剤まで飲まなくなったらバカバカしい。そういう可能性はないかと訊くと、胃薬は苦いからあり得るという。
  
 私はここで仕事に向かったが、交代した妻によると、看護師にあたる人が胃薬を上あごに塗ったら、ものすごく嫌がり、あわをぶくぶくふくぶく吐いて薬を吐き出したという。オシッコも漏らした。ダウンジャケットにべったり付くぐらい多量だったそうだ。「もう嫌だと覚えたので、この方法ではとうぶん薬を飲まないと思う」と医者。あんたらがやったんやろ! それで、これからはエサに薬を混ぜることになった。それはええけど、歯みがきがようやく少しできるようになったのに。もうこれできっと口を開けないだろう。どうしてくれる。
 
 苦しそうなぎんの姿を見て、妻は(がらにもなく)ショックを受けて夕食もたべずに寝てしまった。書物には「医者」という言葉を聞いただけで姿をくらませる猫の話がいくつも書かれているが、果たして本当にそんなことがあるのだろうかと疑っていた。だけど今は信じる。猫たちは病院でああいう目に遭っていたのか。

 ぎんも次からはキャリーを見たら姿を消すかもしれない。悪いことをした。今日は床の上で一緒に寝てやるかな…。

0 件のコメント:

コメントを投稿