蜻蛉のおもちゃで遊んでやった。
遊び疲れたあと一休みすると、とつぜん興奮気味に部屋の隅から駆け寄ってきて、私の眼の前で大きく二度跳ねあがった。
二度目は特に高く舞ったが、踏み切りで足を滑らせてバランスを崩したようで、体を斜めにしたまま1秒間ほど宙を飛んでドスンと着地した。そう悪くはないように思えたが、降りたあとは私に一瞥もくれずワイヤシェルフの下の寝床に戻って行った。しかも右後ろ脚を浮かせるようにかばって歩いている。
「折れたか!」と焦りが全身を駆け抜けた。近所の病院はしまってる。東池袋は23時までだ。こないだ近所の病院で教えてもらった往診専門の病院に電話した。獣医に症状を話すと、完全に足を浮かせているのでなければ骨折ではなさそうだという。往診料金は27,000円程度かかるという。
27,000円はやや高い。迷っている間に少し回復したようで、普通に歩き始めたため様子を見ることにした。妻が膝の上にのせて足を開かせ、左右を交互に触診したが、右足に触れて声をあげるなどはなかった。ひと安心して開放したところ、パソコンデスクの上に飛び上がり、また足を浮かせた。痛いのならやめとけよ。
その後はパソコンで仕事。ぎんは目を閉じて机の横にじっと座ってた。
明日は近所の獣医に診せに行くべきか。親ばかだと思われるのがおちだろうか。
だが一方で「親ばかで済むのなら、そんなに喜ばしいことはない」と考えたりする本物の親ばかになりつつある。
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